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ハムスターはお世話がしやすい?初心者からの飼育の仕方を紹介

小さな体で可愛い仕草が魅力のハムスター。

特に一人暮らしをしている方など、仕事を終えて家に帰宅した時にそんな可愛い仕草で、出迎えてくれたらとても癒されると思います。

ハムスターはペット初心者でもそんなに難しくないのでお勧めです。

今回は種類や基本的な準備と飼育の仕方をご紹介いたします。

種類について

先ずは初心者でも買い易い種類をご紹介いたします。

ゴールデンハムスター

ゴールデンハムスターはおっとりとした性格でハムスターと暮らすのが初めてという方にもおすすめの品種です。

知能も高いので、飼い主さんの声やにおいを覚えたり、トイレのしつけも容易に出来ます。

また人懐っこいので、手乗りにさせたい、ハムスターと一緒に遊びたいという方にもおすすめです。

ジャンガリアンハムスター

ジャンガリアンハムスターはハムスターの中でも小さく、大人しい性格でなつき易いので初心者でもお勧めの一つです。

小柄なこともあり、俊敏なので脱走には注意しましょう。

ロボロフスキーハムスター

ロボロフスキーハムスターの性格は臆病で、やや神経質な場合が多いです。

ケージの中に手を入れると怯えて逃げ回り、ミニマムサイズの種類で、動きも素早いため外に出して一緒に遊ぶような飼い方には向きません。

触れ合って楽しむというよりは、可愛い姿を見て癒やされたい方におすすめです。

キンクマハムスター

キンクマハムスターはアプリコットの綺麗な体色が人気の品種です。短毛タイプと長毛タイプがおり、中にはサテンのような光沢のある毛質を持った個体もいます。

オスは臆病でおとなしい性格の子が多い反面、メスは気が強く攻撃的な性格が多いようです。

神経質で臆病な性格の一面があり、突然触られたりすると攻撃や威嚇をすることもありますが、基本的には温厚な性格のため、人になつき易いので初心者にはお勧めです。

チャイニーズハムスター

チャイニーズハムスターは他の品種と比べて胴が細長く、長いしっぽを持っているのが特徴です。

性格は大人しく人にも懐きますが、警戒心が強い一面もあり、頭が賢いので無理に掴んだり触ろうとして恐怖心を抱かせてしまうと、すぐに学習をして懐かなくなってしまいます。

迎え入れた初めの頃などは警戒心を解いてあげるよう、優しく思いやりを持って接してあげることが大切です。

運動神経が良く、木登りが上手いため、飼育する際はケージにフタをして、逃げ出さないように注意しましょう。

ハムスターの生態と基礎知識

短い寿命を少しでも長く、快適に過ごさせてあげるために、生態や習性、特徴などを把握しておきましょう。

基本的な生態

ハムスターは夜行性または薄明薄暮の動物です。あまり群れはなさず、1日の大半は巣穴の中で過ごします。

昼間は巣穴で眠り、日が落ちるとエサを食べたり、活発に動き回ったりします。暗い時間帯に行動するのは、襲われにくいという理由があるためです。

彼らは、地上で食べ物や床材の採集、なわばりのチェックをしますが、運動量が多く1日に20キロメートル以上走ることがあります。体が小さい割に、タフで運動神経が優れているのです。

一般的に警戒心が強い動物といわれていますが、馴れてくれば飼い主を認識し、なついてくれる場合もあります。馴れるまでの期間は種類や個体によって異なりますが、焦らずじっくりと距離を縮めていきましょう。

臭いが気にならない

体臭がなく、糞も乾燥すれば臭わないというのもハムスターの特徴です。トイレ砂を利用し、掃除をこまめに行えば、尿の臭いもそれほど気になりません。

ただし、食べ残したエサを放置すると異臭が発生するため、食べ残しは毎日片づけることが大切です。

あまり鳴かない

野生環境下では狩られる側の生き物なので、無用に声を上げない習性をもっています。

ストレスを感じているとき、怯えているとき、怒っている時に鳴くことがあります。

雑食で何でも食べる

野生のハムスターは雑食性で、植物を中心に色々な物を食べます。主な食べ物は植物の葉や茎、果実、種子、昆虫などです。

巣穴の外へ出て食べ物を探し回り、見つけた食べ物を口の中の「頬袋」に詰めて巣穴に持ち帰ります。そして、安全な巣穴でゆっくりと食事します。

ヒマワリの種を好んで食べるイメージですが、それだけでは肥満や病気になる可能性が高くなります。栄養が偏らないように、ハムスター用のペレットを主食にして、その他のものはおやつ程度に与えましょう。ちなみに、ハムスターは頬袋に色々な食べ物を詰め込むので、危険な物を頬袋に入れてしまわないよう嗅覚や味覚が発達しています。

なお、野生のハムスターは水を飲む習性がありません。これは、飲み水が乏しい乾燥地帯で生き延びられるよう、体内に水分を保持する機能が発達しているためです。野生のハムスターは、食べ物に含まれる水分だけで生きていくことができます。

寿命は2~3年程度

種類や個体によって差があるとはいえ、ハムスターの寿命は2年~3年ほどと言われています。

もともと短い寿命のハムスターですが、夏の暑さや冬の寒さにはとても弱いので注意が必要です。

短い期間をどれだけ健康に過ごせるかは、日々の食事や生活環境、飼い主の接し方にかかっています。

共に暮らす生活を楽しく充実したものにできるよう、精一杯愛情を注いであげましょう。

ハムスターの飼育に必要なもの

ゲージ

ハムスターを飼育するにあたり、まずはじめに用意したいのはケージです。

ケージはハムスターが1日を過ごす場所なので、快適に暮らせるようにしてあげたいですね。

ケージの中に、餌入れや巣箱など一通り必要なものを入れていきます。

ケージによっては、このようにはじめからある程度のものが一式セットになったものもあります。

1つずつ探すのは大変なのでこのようなケージを選び、足りないものをつけたすというのもおすすめです。

ゲージの中に入れるもの

床材(ウッドチップ)

ケージの床の部分には、ウッドチップを敷きます。

こうしておくとハムスターはウッドチップを自分で巣の中に運び、ふかふかのお布団のようにしてその中で眠ります。

ウッドチップはほっぺの中に沢山詰め込んで巣箱の中に運びます。

とても可愛らしい姿なので、眺めているだけでも時間はあっという間に過ぎていきます。

回し車

運動不足とストレス解消の為に必要です。

給水器

新鮮な水がいつでも飲めるように毎日取り替えましょう。またケージの外から取り付けましょう。

ハウス(巣箱)

ハムスターは地面の下の巣穴で暮らす習性のため、ハウスを入れてあげると安心して休むことができます。陶器製のものは掃除がし易いのでお勧めです。

トイレ

ゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスターは決まった所でオシッコをすることが多いので、トイレを使えばお掃除がカンタンになります。

選び方のポイントは、大きさに合ったサイズで、ハムスターが無理なく動ける程度の大きさです。ハムスターのサイズに対して大きすぎたり、小さすぎたりするとトイレとして認識しない場合があるので注意が必要です。

お掃除のしやすさを考えると、透明の屋根がついているタイプであれば、トイレの汚れ具合を確認できるのでおすすめです。

トイレの砂

固まるタイプはお掃除がし易いのでお勧めです。

ハムスターが、万が一固まるタイプのトイレ砂を食べてしまうと体内の水分を吸収して、腸閉塞を起こす危険性があります。心配な方には水に濡れても固まらないタイプがお勧めです。

かじり木

ハムスターは一生歯が伸び続けるため、「かじり木」をかじって歯の長さを調整する必要があります。

最もスタンダードな小枝タイプはたくさんの種類が販売され、手に入れやすいので初心者にはお勧めです。また数本入って販売されていることがほとんどなので、多頭飼いの方にもお勧めです。

エサ入れ

重さと安定感のある陶器製の物がお勧めです。

これならひっくり返してしまうことを防げます。

毎日のお世話

夜行性のハムスターは、昼間の明るい時間帯は寝ていることが多いです。

そのことを意識しながらお世話をしてあげると良いでしょう。

昼間お仕事をされている方であれば丁度おうちに帰った頃に動き出してくれるかもしれませんね。

飲み水の交換

新鮮な水に毎日交換しましょう。また夏場は傷みやすいので1日2回交換すると良いです。

注意点は、①水漏れしていないか ②給水機の先端からきちんと飲み水が出てきているか ③水を交換したら先端の空気抜きをして直ぐに水が出てくるようにする。

エサやり

1日に1~2回は必ずエサをあげましょう。決まった時間にあげるのが良いです。

時間が経ったエサや生野菜など腐りやすいものを上げた時は、ダメになる前に必ず取り替えましょう。

注意点は①ひまわりの種は脂肪分が多いのであげすぎに注意。

あげてはいけないもの

基本的に塩分の多いもの、辛いもの、酸っぱいもの、糖分の多いもの、粘り気のあるものはあげてはだめです。

代表的な例でいきますと

ネギ類

ニラ、タマネギ、長ネギ、にんにく、らっきょうなど。

例え少量でもすべてNGです。

貧血、嘔吐、発熱、下痢、血尿、腎障害などを引き起こし命にかかわります。

アスパラガス

ネギ類と同じように下痢や嘔吐につながります。

アボカド

呼吸困難、けいれん、嘔吐、肝臓障害を引き起こしてしまいます。

トマト

未熟な青い部分や茎や葉に中毒を引き起こす成分が含まれています。

また汁が目に入っても良くないです。

ジャガイモ

葉、茎、皮の部分を食べると下痢や嘔吐の原因になります。

芽キャベツ

芽キャベツに多く含まれるゴイトロゲンという物質が、甲状腺機能に悪影響を及ぼします。

その他

ナス、レンコン、ゴボウ、ワラビ、シソ、フキノトウ、タケノコ、銀杏、春菊なども注意が必要です。

渋柿や未成熟の柿に含まれるタンニンは、多量摂取してしまうと危険です。

ビワ

呼吸困難や心臓麻痺を引き起こす可能性があります。

サクランボ

成熟した実は大丈夫ですが、種や未成熟の実は危険なのであげないほうが良いです。

モモ

中毒を引き起こしてしまいます。

その他

リンゴ、ウメ、スモモ、グレープフルーツ、パイナップル、マンゴー、栗、杏、梨なども注意が必要です。

トイレのお掃除

水を吸うと固まるタイプの砂であれば固まった部分だけを捨て、減った分だけ砂を足してあげましょう。

一度にするオシッコの量は少ないですが、お掃除をサボって溜まってくるとだんだん臭いがキツくなってきます。

長い間お掃除をしないと、固まる砂がオシッコを吸ってトイレにくっつき、臭いも大変なことになってしまいます。毎日少しずつお世話してあげれば衛生的です。

床材のお掃除

オシッコはトイレを覚えてくれますが、ウンチは色々なところでします。

給水機から流れ出て湿った床材などは日々のお世話の中でも交換しましょう。

また餌に尿やフンがついてしまったり、野菜や果物など、腐りやすいものが残っていたら直ぐに捨てましょう。

巣箱の中に隠していることがあるので、邪魔しないようにのぞいてみてください。

2~3日位のペースで、ケージの底に溜まったウンチや巣の中に貯め込んだフードなどを捨て、底の床材は丸ごと捨てましょう。

ハムスターはニオイで縄張りを確認しているので、表面の綺麗な床材を残しておいてお掃除のあとに戻してあげると安心すると思います。

床や側面、遊具の汚れはタオルで綺麗に拭き取ってあげてましょう。

給水機の口をつける部分については、はしっかりと水洗いしましょう。

1か月に一回ゲージ内の全てを綺麗に水洗いしましょう(大掃除)。

ポイントはニオイを残しておいてあげる。床材などを取っておいて最後に各場所に戻してあげると良いと思います。

強い臭いがするようなウンチではありませんが、どんどん溜まってしまいますので1週間に1回以上、ケージのお掃除をしてあげましょう。

ウンチ、床材、巣の中に貯め込んだフードなどを捨て、ケージに汚れが付いているようであれば軽く水洗いしてもいいでしょう。

曜日と時間を決めて、やるようにすると良いと思います。

まとめ

ハムスターは比較的お世話がしやすいと言われますが、日々のお世話が重要になります。

毎日のお世話の中で、ハムスターとの信頼関係をを築き癒されるといいですね。

今回は初心者の方向けでまとめてみましたが、工夫次第でまだまだ楽しくお世話が出来ると思います。

グッズも様々なものがありますので、自分に合ったやり方を探すといいと思います。